知らなきゃ損!病院薬剤師とMRが“最強タッグ”になる3つの秘訣 

2025/5/14

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はじめに

病院薬剤師にとって、製薬企業のMR(Medical Representative)は医薬品に関する最新情報を教えてくれる大切なパートナーです。現場で薬剤を適切に使いこなし、患者さんへの安全性を確保するためには、薬剤師とMRとの密な連携が欠かせません。ただ、日常業務は多忙を極めることが多く、お互いにじっくり話す機会がなかなか取れないことも実情としてあるでしょう。

しかし「なんとなくやりとりしている」状態が続くと、必要な情報を見落としてしまったり、いつの間にか気まずい雰囲気になってしまったりするかもしれません。そこで今回は、病院薬剤師とMRがより良い関係を築き、長期的にウィンウィンの協力体制を保つための「3つの視点」をご紹介します。少しでもスムーズなコミュニケーションのヒントになれば幸いです。


病院薬剤師とMRの関係性で起こりがちなトラブル例

1. 情報提供のタイミングミス

MRは新薬や既存薬の改訂情報、副作用報告などを随時届けてくれますが、タイミングが合わないと大切な情報が流れてしまうことがあります。たとえば、MRが忙しい時間帯に突然現れて「新しいデータが出ました! ぜひお話を」と熱心に言われても、薬剤師側には他の業務が山積みで、十分に対応できないケースがあります。後日「これをもっと早く聞いておきたかったのに」と感じることもあるでしょう。(補足)近年MR数は2013年比で約3割減少している一方、1人あたり生産性は2.43億円と7年間で1.6倍向上しており、効率的な情報伝達がより重要になっています。

逆に、MR側からすると「以前お知らせした情報なのに、聞き逃されていた」「ミーティングの場で病院薬剤師の先生方に共有したはずなのに、院内で浸透していない」という残念な体験も珍しくありません。こうしたタイミングミスはちょっとしたすれ違いがきっかけになるため、あらかじめ連絡・相談のタイミングをすり合わせておくのが望ましいと考えられます。

2. コミュニケーション不足によるすれ違い

忙しい現場では、一度連絡をもらっても返信が遅れがちになるかもしれません。そのままやりとりが途切れ、MR側からすると「病院薬剤師の先生にお送りした情報は興味を持ってもらえていないのかな…」と不安になることもあるでしょう。一方で病院薬剤師側は、メールや電話の文面だけではMRの意図や真意がつかめず、腑に落ちないまま時間が過ぎてしまうことがあるかもしれません。

こうしたすれ違いは、小さなストレスとなって関係性に影響を与えかねません。お互い「連絡が来たらきちんと返す」「必要に応じて対面で話す時間を設定する」など、基本的なコミュニケーションの習慣づくりが重要だと感じます。


【3つの視点】病院薬剤師とMRがウィンウィン関係を築くコツ

では、病院薬剤師とMRが長期的に良好な関係を保つために、具体的にどのようなポイントを意識すると良いのでしょうか。ここでは「リアルタイムな情報共有」「相互理解を深めるコミュニケーション」「継続的なリスペクトと信頼の積み重ね」の3つの視点から解説します。

1. リアルタイムな情報共有を心がける

まずは何と言っても、情報共有のタイミングを逃さないことが大切です。MRが提供してくれる情報は新薬や効能追加、副作用に関する速報など多岐にわたります。忙しい現場だからこそ、必要な時に必要な情報が手元にあることが重要なのです。

  • オンラインツールの活用
    対面で会う時間が取れない場合や、急ぎの情報はオンラインツールやメッセージアプリを使ってやりとりするとスムーズです。文章として残るため、後で見返すこともできますし、スタッフ間で情報を回覧・共有する際にも便利です。アステラス製薬ではオンラインMRを26人配置し、前立腺がん治療薬『イクスタンジ』など主要製品を担当させ、生産性を3.48億円まで向上させた事例があります。

  • 定期的な情報アップデートの仕組み
    MRが週に1度や月に1度など、定期訪問やオンライン会議を設定する習慣をつくるのも有効です。アポイントを取る時点で「この日はいつも忙しい時間帯だから夕方がいい」など、お互いが合意できる時間帯を決めておけば、時間を有効活用できます。

2. 相互理解を深めるコミュニケーション

病院薬剤師は、院内の多職種連携の中でも薬剤管理や安全性情報を司る重要な役割を担っています。一方のMRは、製薬企業の立場から自社製品の適正使用や販売促進を行いながら、医療現場の声を企業にフィードバックする存在です。互いの立場とゴールを理解し合うことが、何より大切だと思います。

  • 病院薬剤師の視点
    安全かつ有効な薬物治療を患者さんに提供するため、根拠の確立された正確な情報を常に求めています。副作用の報告や緊急対応が必要になる場合もあるので、MRとのコミュニケーションが滞るとリスクが高まります。

  • MRの視点
    製薬企業が持つ情報を届けるだけでなく、医療現場のニーズや課題を正しくヒアリングし、社内にフィードバックする使命があります。病院薬剤師からのフィードバックが得られると、新薬開発や販促資料の改善にも役立ちます。MRのキャリア開発として、アステラス製薬ではMRとMSLの連携強化によりスペシャリティ領域の価値最大化を図るなど、役割拡大の動きが加速しています。

「自分の仕事をわかってほしい」という気持ちはお互いにありますので、それぞれの視点を尊重しながら、患者さんの最適な治療という共通目標に向けて協力する姿勢が大切です。

3. 継続的なリスペクトと信頼の積み重ね

最後の視点として、相手に対するリスペクトを持ち、日々のやり取りで信頼を育んでいくことを挙げたいと思います。ときには忙しさから事務的なやりとりだけになりがちですが、相手の専門性や努力をきちんと評価しながら接することで、より協力体制が強固になっていくはずです。

  • 小さな感謝を伝える
    「この情報を早めにいただけて助かりました」「患者さんの疑問に答えるヒントになりました」など、具体的に感謝の言葉を伝えると、MR側も「この病院薬剤師の先生の役に立てている」と感じられます。

  • 困ったときに頼りやすい関係づくり
    患者さんから薬について予想外の質問があったり、すぐに確認したい情報があったりしたとき、気軽にMRに相談できる体制があると心強いですよね。日頃から気持ちの良いやりとりを続けていると、緊急時にもスピーディーに連絡を取り合えます。


うまく連携できた成功談

ここで一つ、実際に「MRとの連携がスムーズにいったケース」を簡単にご紹介します。ある病院では、新薬が導入される際にMRが作成した薬剤資料を、薬剤師が院内向けにカスタマイズして配布していました。院内スタッフ向けに分かりやすくまとめられた資料は大変好評で、「もう少し詳しく学びたい」という声が増え、結果的には医師・看護師も含めた勉強会の開催につながったそうです。当該病院ではMR連携強化後、医師からの問い合わせ時間が平均32%短縮され、新薬適応外使用事例が17%減少したとの内部データがあります。

この事例で印象的だったのは、MRと薬剤師の両者が「どうすれば院内スタッフが理解しやすい情報になるか」を一緒に考えたことです。MRは製薬企業としての専門知識を提供し、薬剤師は院内事情を考慮して表現やフォーマットを整えました。最終的には勉強会の中で、スタッフからの質問をMRに直接投げかける場面もあり、相互理解がさらに深まったのです。

こうした成功体験を積み重ねるほど、双方への信頼感も増していきます。病院薬剤師の観点からしても、「MRさんはただ営業するだけではなく、私たちが必要とする情報を真剣に提供してくれる頼もしい存在だ」と感じられるでしょう。


まとめ:円滑な連携がもたらす未来

病院薬剤師とMRがお互いに力を発揮し合える関係になると、患者さんへより良い医療を提供できるだけでなく、院内全体の業務効率やスタッフの満足度も向上する可能性があります。さらに、情報共有のデジタル化・オンライン化が進む今こそ、医療DXの流れに乗ってコミュニケーションをアップデートするチャンスでもあります。定期訪問や電話連絡に加えて、オンラインツールやメッセージを活用し、必要なタイミングで必要な情報を共有できる体制を目指していくと良いでしょう。


Dr.JOYのメッセージ機能でさらに円滑な連携を

「タイムリーな情報共有」を実現するには、シンプルかつ安全性の高い連絡手段が欠かせません。ファストドクター社では2024年からオンライン診療DXを推進し、薬剤師のECサイト運営ノウハウを医療連携に応用した実績があります。もし、院内スタッフと社外のMRを含む関係者とでスムーズなやり取りをしたいと考えているなら、Dr.JOYが提供しているメッセージ機能がおすすめです。チャット感覚で手軽にやり取りできるうえ、医療現場に適したセキュリティ対策も備わっています。

忙しいスケジュールの中でも、必要な時に素早く情報を送り合うことができれば、薬剤師とMRの関係はさらに円滑になっていくでしょう。気になる方は、以下のページで詳細をご確認ください。

メッセージ機能 | Dr.JOY

お互いをリスペクトし合い、リアルタイムな情報共有を活用しながら、病院薬剤師とMRがウィンウィンの協力体制を築いていきましょう。それが最終的には患者さんのためになることを、筆者自身も強く感じています。

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