

はじめに:外来受付業務の課題とSMSの有用性
外来受付は、患者が最初に接する医療機関の“顔”とも言える重要なポジションです。一方で以下のような課題が挙げられます。
問い合わせ対応が多岐にわたり、電話がつながりにくい
受付対応の待ち時間が発生しやすい
アナログな連絡手段(電話、ハガキ)による連絡漏れやコスト増
こうした課題の解決策として注目されているのが「SMS(ショートメッセージ)」です。
既読率が高い(※注:スマートフォン普及率の高さにより、SMSは気づきやすく開封されやすい)
手軽に送れる(操作がシンプルで、電話や郵送に比べて連絡コストが抑えられる)
時間を選ばず送れる(相手の都合を妨げずに情報を伝達できる)
これらの特長により、受付現場でのコミュニケーション効率化に大きく貢献できます。
SMSを活用できるシーン
1. 来院リマインド
予約日前日のリマインドをSMSで送信することにより、患者が予約を忘れてしまうリスクを軽減し、当日のキャンセル率を下げることができます。
2. 受付完了・待ち時間の通知
受付を済ませた患者へ「何番目にお呼びする予定です」といった待ち状況の連絡をSMSで行います。患者は院内で長く待たずに済み、混雑緩和やストレス軽減にもつながります。
3. 書類準備や検査案内
必要書類や検査物の持参などを事前にSMSで伝えることにより、患者の持ち物不備や検査準備不足を減らし、外来の流れをスムーズにします。
SMS活用によるメリット
1. 患者満足度の向上
リアルタイムかつ簡潔な情報伝達が可能です。患者が欲しいタイミングで正確な情報を得られることで、安心感が高まります。
2. 受付業務の効率化
電話連絡が減り、スタッフの手が空きます。送信済みメッセージは履歴が残り、情報共有が容易になります。
3. コストと時間の削減
ハガキや郵送費用が不要で、電話の通話時間も短縮できます。スムーズな案内が実現します。

導入時に押さえておきたいポイント
1. 事前の患者同意とプライバシー対策
SMSを利用する前に、利用目的や個人情報取り扱いに関する説明を行います。患者の連絡先を最新状態に保つため、定期的な情報更新も重要です。
2. 適切な文面と送信タイミング
メッセージは簡潔かつ丁寧にまとめます(例:「〇時〇分にご来院ください」)。深夜・早朝の送信を避けるなど、患者への配慮を行いましょう。
3. スタッフ間連携と運用フローの整備
SMS送信のタイミングや担当を明確にし、トラブルや連絡漏れを防ぎます。既読確認や返信の有無を受けて、次のアクションをスムーズに取れるようにします。
実践フローのイメージ
以下は、外来受付業務でのSMS活用例を簡単に示したフローです。
受付情報入力
患者の氏名・予約日時・電話番号を確認します。
自動送信or手動送信の設定
前日・当日・検査前など、送信したいタイミングを設定します。
送信文面のテンプレートを事前に作成しておきます。
患者へのメッセージ送信
来院リマインドや待ち状況の案内などをSMSで送付します。
メッセージ本文は簡潔・明瞭にします。
患者の返信確認・対応
返信が必要な場合は、受付スタッフが対応します。
返信の内容によって追加連絡や予約調整を実施します。
受付完了・記録
メッセージ履歴をシステム上で管理します。
来院状況を確認し、受診へと誘導します。
まとめ・今後の展望
受付業務でのSMS活用は、患者とのコミュニケーションを効率化し、スタッフの業務負担を軽減する優れた方法です。来院リマインドや待ち時間の通知など、ちょっとした工夫で患者満足度も大きく向上します。
今後は、外部システムとの連携や、受付のみならず院内全体のデジタル化を進めることで、さらに便利でスムーズな医療提供が可能になるでしょう。ぜひこの機会に、SMSの活用を検討してみてはいかがでしょうか。
出典元

Dr.JOY株式会社 AI電話事業部 カスタマーサクセス
森川
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