

医療法人社団善仁会 小山記念病院の小沼様(事務部 管理者)、中野様(看護部 師長)、松本様(受付担当)にインタビューを行いました。
本記事は、インタビュー映像の文字起こし記事です。動画版はこちら。
※以下敬称略とさせていただきます
医療法人社団善仁会 小山記念病院
茨城県鹿嶋市に位置する、一般病床194床、地域包括ケア病床30床、合計224床の急性期病院です。鹿嶋市唯一の救急告示病院かつ急性期治療の拠点として、地域の急性期医療、周産期医療、がん医療(地域がん診療病院、二次救急指定病院、災害拠点病院)を24時間365日体制で提供しています。「私は、心から患者様の身になって医療行為をいたします」という病院理念のもと、地域中核病院としての社会的使命を果たし、患者の意思を尊重した安心安全で質の高い医療を実践しています。

“待ち時間の苦情とタイマー管理の限界。従来の面会受付が抱えていた大きな負担”
─導入前の面会受付の課題はどのようなものがありましたか
松本:以前は患者様のご家族が、面会簿用紙に患者名やご家族の名前などを記入していただいて、ナースステーションにその面会簿用紙を渡してもらうようにしていました。
受付でも、常にパソコンの方に患者様の面会の情報を入力しているような形でした。
時間の管理の方はタイマーを使っていて、受付で20分設定をして、そのタイマーをご家族にお渡しして、時間になると振動してお知らせするというような形をとっていました。
病棟に上がっての面会というのが、1回につき20組というふうに制限されていたんですね。
その方が戻ってきたら、以降の方をまた順次案内してという形でやっていたので、待っているご家族たちの待ち時間が長くて、結構待合のところが混雑していたので、待っている方たちからの苦情も多かったというのも正直なところがあって。
タイマーで20分という形で管理しているんですけれども、やはり降りてこない方が多くて、その確認をするのに病棟に連絡をして、いらっしゃるかどうかの確認をしたりというのが、ちょっとやっぱり負担に感じていました。

事務部 窓口係 松本様
“コロナ禍前へのフリーアクセスを目指して。スマート面会を契機とした大胆な面会緩和”
─面会ルールの変更について教えてください
小沼:利用者さんの利便性向上に一番つながるんじゃないかというところが、一番の決め手になっています。
利便性向上というところは、ウェブで予約して、予約したら予約完了通知が来て、それを元に来院された際にチェックインしてというような形で、どこのホテルだったり、飲食店だったり、そういった日常に浸透しているものが、医療の領域で活用できるところが本当に魅力に感じた点になっていますね。
もともとは1回の面会につき15分、一緒に病棟に入れるのを2人までというような形の制限があったんですけれども、
最初、病院の方針として、コロナ禍前のフリーアクセスみたいな形の方になるべく近づけたいという方針がありまして、導入後は1回の面会につき1時間で人数の制限をしないよと。
あとは原則としては予約制にして、1回の病棟に入れる人数も制限しないと。
こういった形で最初のフリーアクセスになるような形で、運用の方針というような形にしました。

事務部 次長 小沼様
“面会は「気持ちの治療の一環」。ご家族との関わりを重視した緩和への決断”
─面会制限を緩和した理由はどのような背景からでしょうか
小沼:経緯としては、このシステムを導入することで、病院が目指していた面会の方針にマッチするんじゃないかと。
そういったところが面会緩和のひとつのきっかけです。
面会の役割というところは、患者さんにとっても、面会者が会いに来るというところは気持ちの治療の一環になりますし、
ご家族にとっても、患者さんの今の現状の把握だったりとか、今後ご家庭に戻った際の理解につながるというところの役割が大きいと思いますので、ぜひそういった形で面会の緩和に踏み切りたいという話が以前からありました。
あとは、看護部長の方からも、患者さんのご家族を相手にするというところは、若手の看護師の教育にもつながることだから、そこに関しては15分ではなくて、長い時間であってもやったほうがいいよねというところが後押しになったのかなと思っています。
“18時枠の新設で利便性が向上。病棟スタッフの事前把握にもシステムが貢献”
─スマート面会導入後の病棟での変化はいかがですか
中野:面会システムの導入とともに、病棟の方でのご面会時間の枠がまず増えました。
今まで14時から17時、月曜日から土曜日という形でしていたんですけれども、18時から19時という枠を増やしております。
これまで面会時間が15分しかないということですとか、ご遠方であっても入れない、あとはお仕事帰りにお荷物を届けたいけど、17時では間に合わないというご相談が多かったんですが、今はそういった声を聞かれなくなってきているので、満足度は少し上がってきているのではないかと思っています。
この面会システムの18時の枠を増やすか増やさないかというところを師長会等でも相談をしているんですが、やはりそのご家族が(患者様の現在の状態を)どのように思われるかというところが見えにくいため、退院調整をしていくところで、今の現状を把握してもらいたいという看護師の機能もあって導入を決めています。
病棟では特にご家族様に面会にいらっしゃいますかということは事前にお聞きしていない中で、ご家族に足らなくなるティッシュやマスクであったりとか、おむつなどを依頼するとき、あとはお電話で相談した同意書類のサインなどをいただくときに、面会予約が入っているかということを事前にスタッフが把握するのに使っていたりします。
松本:面会が病棟に上がっていくのを常に今までは対応していたんですけれども、今現在は逆に人数制限だったりとか、上がる組織の制限が今ちょっとなくなったので、入館、退館の確認もDr.JOYの画面で確認できるようになったというので、すごく負担がなくなりました。

“高齢層が多い地域でのIT導入。窓口と病棟が一体となったサポート体制で不安を解消”
─導入に当たり不安はありましたか
中野:稼働直後はかなり不安でした。
というのもかなりこの近隣が高齢化率も高くなっている地域でありまして、年齢層も患者さんもかなり高齢の方が多いということは、ご家族様も高齢の方が多いんですね。
なかなかキーパーソンになる方もご高齢が多い中で、今時のITについていけるかなというところで不安もあったんですけれども、入退院窓口の方での面会の案内ですとか、入院してからの案内ということを加えて、
あとは今、入退院窓口の方で直接面会担当の方もいらっしゃるので、そういった方たちの協力もいただいてスムーズに面会予約ができているかと思います。

病棟看護師長 中野様
“混雑解消、無人化による人員最適化、そして目標としていた利便性向上の達成”
─スマート面会導入後の成果について教えてください
小沼:稼働開始後の感想としては、やっぱりこの地域って高齢者が多い地域なので、ウェブで予約を取るだったりとか、街中に溶け込んでいるチェックインのシステムであっても、なかなか受け入れてもらえないかなというようなところもあったんですけれども、蓋を開けてみれば、大体の方がそういったところはクリアして、スムーズにチェックインしていく姿を見て、入導入してよかったなと。
それまで14時から面会開始だったんですけど、面会者さんでごった返していたフロアが、今まではそれが捌けるのに1時間以上かかっていたものが、15分足らず、10分くらいでも本当にスムーズに病棟の方に上がっていったのを見て、本当に良かったという、本当にその一言に尽きるかなと思っています。
2ヶ月経過したところですけれども、利用者の利便性向上というところの目的は大方達成できたと思います。
一部やっぱりそのシステムに馴染めない方だったりとか、どうしても家にネットワークがないだったりとか、そういった方もいますけれども、総合窓口の方で対応することでそこの問題もクリアできていますし、どこでもいつでも予約が取れるという状況は目標達成につながったかなと思っています。
あとは自分としては事務部の管理者でもあるので、管理者目線としては、今まで職員に2名から3名常駐させていたものが、主は無人で利用者が利用できる環境になったというところは、職員数を別のところで使えるという点では非常に助かっています。
“業務改善と利便性向上を両立。同じ課題を抱える病院へのメッセージ”
─導入を検討している施設へのメッセージをお願いします
松本:スムーズな面会、手続きができたりとか、あとは来院者の管理をペーパーレス化したいなって考えている病院様には、ぜひ検討していただきたいなと思います。
中野:病院の中でこういうふうにしていきたいというような理念に沿った形で活用していくことができるシステムだと思いますので、メリット・デメリットを検討しながら、当院のように考えていただくと、業務改善にもつながるかと思います。
小沼:本当に利用者の利便性向上というところでお話しした通り、どこでもいつでも予約を入れるというところは、本当に利便性向上だったりとか満足度の向上につながると思いますし、あとは職員目線で見たときにも、管理の仕方だったりとか、職員の業務の効率化というところに寄与できるシステムではないかなというふうには思っています。
なので、病院として同じような課題を抱えている病院さんがいれば導入の価値がありますよ、ご一考くださいというふうにお話しできるシステムなのかなというふうには思います。
─本日はありがとうございました。
インタビュー動画はこちら

Dr.JOY株式会社 スマート面会事業部 カスタマーサクセス
須磨
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